見せる×魅せる収納がトレンド!おしゃれで機能的なリフォームをしよう
収納は、ものをしまっておくだけではなく、見せたくないものを隠すという目的で使うことがあります。しかし、あえて見えるようにする収納もあることはご存じでしょうか。あえて見せることで、お部屋がより個性的でおしゃれに映えます。今回は、「見せる×魅せる収納」のリフォームについて解説します。
壁面収納であえて見せる収納をつくる
見せる×魅せる収納とは、室内の空間を有効活用できる「壁面収納」を指します。壁面収納はリビングのほか、キッチン付近などにも設置すると便利に使えます。壁面収納の例を紹介します。
お気に入りに囲まれる部屋に
自分の大好きなものに囲まれる、癒しの空間をつくることができます。壁面収納に愛読書やレコード、CDなどを納めれば、まるでブックカフェのようなおしゃれな空間が生まれます。壁面収納の大きな棚を廊下との間に仕切りを設け、その収納の前にソファやオーディオセットを置くことで、ゆったりリラックスできる時間を持つこともできます。このようなリフォームを行うことで、くつろぐ時間がより充実するのではないでしょうか。
押入れを書棚のスペースに
押入れは便利な収納ですが、あえて開放し、見えるようにするのは勇気が必要かもしれません。しかし、押入れに書棚を設けて使うことで、室内の雰囲気がおしゃれになります。さらに、壁を取り払い、柱や梁、筋交いが見えるようにすると、ヴィンテージな雰囲気を楽しむこともできます。
愛猫のためのスペースも
近年、猫を飼っている家のほとんどが、屋外へ放すことをせずに、キャットウォークを設置しています。壁面収納と同じように、リフォーム時に愛猫のためのキャットウォークを設けることができます。壁面に飾り棚と猫のケージを設置するのもおすすめです。こうすることで、周囲からまるまる見える場所よりも、少し物陰になっているほうが落ち着きやすくなります。
壁面収納にリフォームするメリット
リフォームで壁面収納を設けることで、どのようなメリットがあるのでしょうか。
既存の家具より機能性がアップ
収納家具よりも壁面収納のほうが、機能的には上になります。壁面は高さがあり、家具よりもはるかに広い空間を利用することができるため、収納スペースが広くなります。また、家具とは異なりデッドスペースも活用できます。もちろん、壁面収納にプラスして家具を組み合わせることもでき、テレビボードと組み合わせるといった使い方もできます。こうすることで、テレビ上部や周辺もむだなく収納として活用することもできるでしょう。
デザイン性が高くおしゃれ
複数の家具を数多く設置してしまうと、お部屋全体の印象が落ち着かないように感じてしまいます。そのため、壁面収納を活用すれば、部屋の印象をまとまりのあるものにすることができます。収納するスペースを確保するのではなく、デザインやインテリアにこだわり「見せる」ことを意識すると、ワンランク上のおしゃれな空間を演出できます。
予算が少なくてもOK
収納スペースをつくるリフォームの中で、壁面収納の制作予算を抑えられるというメリットもあります。居住環境やデザインによって異なるため、あらかじめ予算を決めておき、どのような収納スペースを作りたいのか、業者に伝えて積もりを出してもらうのがおすすめです。
掃除も楽になる
家具は設置することで隙間を作りやすく、溜まったほこりを掃除するのも面倒に感じてしまうことがあるかと思います。しかし、壁面収納ならそのような隙間ができないので、掃除も楽になります。
壁面収納にリフォームする際の注意点
壁面収納のリフォームを行う場合、よく考えずに行ってしまうと、自分が思い描くような使い方ができない可能性があります。たとえば、棚の高さ・奥行きを考えずに選び、収納したいものが入らなかったり、重量がありすぎて棚や壁自体が耐えられなくなり、壊れてしまったりすることもあるので、注意が必要です。
また、高い位置まで棚を作ることもできますが、身長が低い人が高い位置の出し入れをしにくくなる点にも注意しましょう。加えて、収納するものが後々変わる可能性があるのでしたら、棚を可動式にするのもおすすめです。奥行きがあるものであればたくさん収納できますが、奥にあるものを取り出すときに億劫に感じてしまうこともあります。
そのため、棚の位置だけでなく、奥行きも使いやすさを考えてリフォームするようにしてください。また、持ち家の場合はリフォームも問題ありませんが、賃貸のマンションなどは壁面収納のリフォームが許可されないケースもあるため、あらかじめ管理組会に確認を取ってからリフォームを検討してください。
まとめ
壁面収納のリフォームは、収納を増やすためのリフォーム工事の中ではそれほど費用が高くなく、機能的になるのはもちろん、部屋をおしゃれに変えてくれるのでおすすめです。あえて見せる壁面収納は、デザイン性が高く個性的なものになります。メリットが多い収納になりますが、リフォームする際は見た目だけでなく使い勝手がどうなるか、予算内に収まる工事が可能なのか、施工業者と相談するなどして、慎重に選ぶようにしてください。
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