増築リフォームについてわかりやすく解説！費用相場も紹介

部屋が少し手狭になってきたそんな時に増築リフォームを考える方も多いのではないでしょうか。増築しようか、改装しようか、迷っている方もいますよね。今回は、増築リフォームについて知っていきましょう。また、改築とどう違うのか、増築リフォームの費用相場やメリットも合わせて解説します。

「増築リフォーム」とは？

増築リフォームとは、一体どのようなことをいうのでしょうか。増築や改築など、リフォームをする場合には、さまざまな方法があります。増築と改築の区別がよくわからない方もいるかもしれません。では、増築リフォームとはどのようなことをいうのでしょうか。

増築リフォームの方法は大きく分けて2種類あります。まず、建っている建物の床面積をさらに増やすことをいいます。具体例としては、その建物の部屋数を増やしたり、敷地内に離れを作ったり、平屋だった建物を2階建てにしたりすることをいいます。

増築は、家族構成が変わった場合や、子供の成長過程に合わせて増築する方が多い傾向です。部屋が増えるので、子供が複数人いる方は、1人ずつの部屋が作れるなどのメリットがあります。

また、それとは別に減築という、床面積を少なくする方法もあります。減築も、家族構成が変わることや、生活のスタイルが変わることを理由に行う方が多くなっています。

「改築」とはどう違うの？

増築と似たような言葉に、改築と言う言葉があります。改築は、建物の間取りの変更や、設備の変更をすることをいいます。建物の床面積を変えずに行うリフォームのことをいうのです。

改築と増築は、似ている言葉なので、少し混同する方もいますが、床面積が変わるかどうかで、判断するとよいでしょう。

増築リフォームの費用相場

では、増築リフォームは、いったいいくらかかるのでしょうか。

相場は、増築する内容によって異なりますが、ベランダを増築する場合、約15万円から約90万円かかります。トイレの場合は、50万円～200万円です。キッチンの場合は、90万円～400万円、浴室は75万円～250万円です。

また、木造の増築であれば、1畳あたり、33万～39万、鉄骨・鉄筋コンクリートの場合は、1畳あたり、50万円～60万円かかります。

どの増築でも、グレードやオプション、大きさによっても金額が、大きく変わります。増築費用を抑えたいのであれば、複数の業者から見積もりを取ることや、補助金制度や減税制度を利用するなどして、建築費用を抑えましょう。

増築するメリットとは

増築をする場合には、どのようなメリットがあるのでしょうか。建て替えをする場合との違いも参考に見ていきましょう。

建て替えよりも、コストが抑えられる

建て替えの場合は、建物を全て解体・撤去します。そのため、どうしてもその分の費用が発生します。また、立て替えている途中に、他に住む場所が必要になる場合もあります。

その場合、そのための引っ越し費用が必要です。また、基礎などの金額も必要になってきます。

そういったことも含めて、建て替えよりも断然コストが安いというメリットがあります。

住んだまま工事可能

増築では、多くの場合、建物に住んだまま工事ができます。建物に住んだまま増築ができるということは、引っ越しの費用も必要なくなるので、コスト削減にもなります。

また、わざわざ新しい部屋を探すという手間も必要ありません。生活スタイルを変えなくて済むというのもメリットなのです。

床の面積の増加が10㎠以内なら確認申請が必要ない

床の面積の増加が、10㎠（約3坪）以下の場合は、建築確認申請が必要ありません。防火地域の場合は建築確認申請が必要ですが、申請が必要ない地域であれば、その分の手間がかかりません。

利便性が高くなる

バルコニーやカーポートを作る場合、利便性が高くなります。バルコニーを作ることで洗濯物を干すことができるようになることや、バルコニーで過ごす時間を作れます。

また、カーポートを作った場合には、車を雨から守れることや、車までの移動に雨にぬれることがなくなります。生活面での、ストレスの解消や、利便性をあげられるというメリットがあります。

増築リフォームのデメリットや注意すべきポイントとは？

増築に多くのメリットがあることは、分かりましたが、反対にデメリットはあるのでしょうか。増築をすることで、考えられるデメリットを見ていきましょう。

思った以上に高額になる場合がある

増築する内容や選ぶ設備によって異なりますが、思った以上に高額になる場合もあります。予算が決まっているのであれば、予算内で抑えられるよう工夫する必要があります。

建物に制限が出る場合がある

地域によって決められた、建ぺい率と容積率があります。一般的に、建ぺい率や容積率を超えて増築することはできません。

建物の耐震性が落ちてしまう場合がある

いくら増築をしたいからといって、無理に増築してしまうと、建物の耐震性が落ちてしまう場合があります。耐震性が落ちないようにするには、耐震診断をするなど、建築会社とよく相談しましょう。

建築確認申請が必要になる場合がある

建築申請が必要な場合には、申請に時間がかかる場合もあります。思った以上に時間がかかってしまい、予定していたより長引いてしまうこともあります。

見た目が変化してしまう

増築することによって、どうしても見た目は変化してしまいます。その変化に納得がいかない場合があるので、そこもしっかりと、考えておきましょう。

まとめ

増築と改築のリフォームには、違いがあり、どちらの方法を選択するのか、見極める必要があります。建物の床面積を増やしたいのであれば、増築を、建物の床面積は増やしたくないが、間取りを変えたい場合には、改装を、必要に応じて選択しましょう。増築には、メリットも多くありますが、デメリットも把握しておく必要があります。メリット・デメリットを把握し、増築をすることで、生活をより豊かにすることができるでしょう。

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